好きなものたち

頭の大きい僕でもかぶれる5Lのおしゃれキャップをついに見つけた。

頭が大きくて帽子とは縁がなかった僕がついに・・・

僕は頭が大きい。多分サイズは64センチ~65センチくらいである。

だから世の中のほとんどの帽子はかぶれない。

かぶれたとしてもピッチピチになってパツンパツンでかっこ悪いし、締め付けられた頭は何時間後かにとても痛くなるのだ。

もうずっとそんなのを繰り返してきたから、僕は帽子を諦めて生きてきた。帽子という存在は自分にはどうしても手の届かない存在なんだと。

ファッションモールに行っても帽子屋はアウトオブ眼中である。脳内でミュートされ、もはや視界に入ってこないし認識すらされない。

でも本当はかぶれるならかぶりたいのだ。だって帽子っていいじゃん。髪をセットしなくて良くて楽だし、しかもかっこいいじゃん。なんで大きいサイズをもっと作ってくれないんだよ。俺だってかぶりたいんだよ。ていうかつくれよぉ!

僕は金持ちの優雅なディナーを羨ましそうに眺める貧民街の子供のように帽子屋を見つめながら、そんなやるせない怒りを日々感じていたのである。

しかし、ついに、、、、、ついに見つけたのだ!!!!

スーパービッグサイズの僕の頭にピッタリのキャップを!!!!!

 

それはSTETSONというメーカーの日本製帽子である。

STETSONの帽子を実際に被ってみたとき、僕は歓喜した。ああ、これが帽子というものなのか。俺はいままで本当の帽子に出会っていなかったんだ、と。

普通サイズの頭の人たちはこんなに素晴らしい世界を味わっていたのか、と改めて羨ましく思ったものだ。

 

ふふふ、STETSONの帽子がどういうものでいくらくらいするか気になるでしょう??

まあ慌てないでもらいたい。のちほど写真付きで説明する予定です。

その前に僕がこれまでの人生において、ふつふつと溜め込んできた帽子にまつわる不満不平をまずは吐き出させてもらいたい。

頭が大きい人はすごくわかってくれるであろう「頭の大きい人あるある」である。

我々はこんな悲しみを抱いて生きてきたのだ。

頭の大きい人あるある(それは悲しみの歴史)

自分の頭が大きいと悟ったとき

帽子のフリーサイズという表記はやめるべきだと思っている

まずね、帽子のサイズ表記に「フリー」とかあるじゃないですか。

誰でもかぶれますよーみたいな感じで。

あ、フリーか、なら僕でもかぶれるかなー、と思ってかぶるじゃないですか。

ぜんぜん途中でつっかえるっちゅうんじゃ!!!

どこがフリーなんじゃっ。ワイの頭は窮屈そのもの!ぜんぜん自由(フリー)な感じしませんけどぉぉぉ?!

 

みたいになるんですよ、毎回。

おまえ、フリーじゃねーじゃんって毎回帽子に対して思うんですよ。

嘘言うなよなって。

せめて「2Lまで対応」とかそういう表記にしろよなって。

俺らの頭は5Lくらいなんだぜって。

なめんなよなって。

フリー表記の帽子はたいてい小さい

 

そんな感じで、僕はフリーって書かれたタグをむしり取りたいのを我慢しながら、そっと帽子を元の棚の場所に戻してます。

会社などから支給される帽子は全て小さい

職種によっては会社とかバイト先で帽子的なものをかぶらなくちゃいけないときあるじゃないですか。

そういうときってまあだいたい雇い主側から支給されますよね。

でね、もちろん支給される帽子はすっごく小さいわけ。

でもそれ以上大きいものって、もちろん用意されてないわけ。

結果、小さい帽子を頭にちょこんって載せながら働かなくちゃいけないっていう辱めを受けるハメになるわけ。

 

働いているとき、たまにお客さんや同僚が自分の頭を不思議そうに眺めていることに気づくあのやるせなさ。

ちがうんだ、僕だってもっと頭にフィットしたやつが良かったんだけどこれしかないんだよ、しょうがないんだ。そんな見ないでくれ。

って悲しくなるんですよ。

 

勤め先には大きい帽子はない

 

それから頭に載ってるだけの状態なので、ちょっと動くとすぐ落ちます。落ちたときの「またか」っていうがっかり感。小さいため息を付きながら落ちた帽子を拾うときのあの腹立たしさ。

なんで雇い主はもうワンサイズ上の帽子まで用意しとかないのかなぁ。人を雇うなら、世の中には頭の大きい人がいるってことをさ、もうちょっとちゃんと認識すべきだよなぁ。会社経営にはそれくらいの想像力が必要なんじゃないかなぁ。

って思うんですよ。

 

ていうか、思い返せばそもそも小学校の時の赤白帽もめちゃくちゃ窮屈だった覚えがある。

社会はわれわれのようなビッグヘッドマイノリティに対してもっと気を使うべきなんじゃなかろうか。

友人たちは我々の頭の大きさを甘く見ている

友達と遊ぶとき、洋服屋とかに立ち寄るときあるじゃないですか。

でね、良い感じの帽子とか店に置いてあるじゃないですか。

友達「あ、この帽子すごくいいじゃん」

僕「うん、そうだね」

帽子を試しにかぶってみる友達「うーん、でもちょっと俺には合わないなぁ。でもおまえにはすごく合いそうだな~」

僕「はは、そうかな?でも僕の頭大きいから入らないよ」

友達「いやそんなことないって、この帽子かなり大きい方だし」

僕「いやでも多分入らないと思うよそれ」

友達「いや大丈夫でしょ。ちょっとかぶってみなよ」

僕「いや、ほんと入らないんだって」

友達「え~?いけるって!試すだけ試しなよ!」

僕は言われるがままに渋々かぶってみるが、もちろんかぶれない。

 

友達「おー、まじか、、、それでも入らないのか、、、」

 

僕の頭の大きさをなめていた友人

 

ちょっと待て、そこで引くのはやめろ。だからあれだけ無理だって言ったろうが。

 

だからさ、ほんと頭大きいんだよ、と僕はイラッとしながら帽子を元の場所に戻すのです。

 

そしてこういうのが友達ごとに何回もあるわけです。

 

みんなね、僕の頭の大きさを甘くみてるんですよ。

ほんと大きいんだよ。

ほんとかぶれる帽子は少ないんだよ。

わざわざ毎回自覚させないでほしいんだ。

帽子屋を見つけてもなかったことにする

帽子に対して数々の苦渋を舐めさせられてきたわれわれビッグヘッズは、無意識的に帽子に対して防御の姿勢をとってしまいます。

それはどういうことかというと、冒頭でもちょっと言いましたが、帽子という存在を脳内でミュートするんですね。

帽子を見ても何の感情も起きないように、帽子という存在に対しての感覚を麻痺させるわけです。

 

帽子を脳内ミュートする人

 

だから普段は帽子を見ても何も感じません。われわれにとって、帽子はそこらへんにある雑草と同じくらいの存在レベルなのです。あえて気にするまでもない。

しかし、脳内ミュートも完璧ではないからたまに帽子を帽子として認識してしまうときがあります。

あ、あの人がかぶってる帽子かわいいなーとか、あの帽子かっこええなーとか、あ、あそこにおしゃれな帽子屋さんがある、とかですね。

そういうとき、僕たちの中では自己防衛システムが働いて瞬時に帽子というものを忘れます。

認知したものを一瞬で記憶の奥底に鎮めるのですね。

これで我々は帽子という存在によって傷つけられることはなくなるのです。

 

たまに自分サイズの帽子があるとつい買ってしまうが、たいてい後悔する

頭が大きいからかぶれる帽子がないない言いましてもね、まあそりゃたまにはありますよ。我々の頭でも入る帽子が。

なんか期待しないまま適当にそこらへんにあった帽子をかぶってみたらスムーズにかぶれたとかたまにあります。

そういうときは「えっっ!!??」ってびっくりして嬉しくなっちゃうんです。

そしてつい衝動的に買っちゃうんです。

だってかぶれるんだもん。そりゃ欲しくなりますがな。

でもね、そういう場合はデザインで買うというよりかは「自分の頭に入った」という事実による嬉しさのみで買うので、あとで後悔することが99%です。

やっぱデザインが気に入らないと使わないですよね。

僕もなんかよくわからない迷彩柄のキャップとか買ったことありますけど、まあ普段使わないです。ぴったりではあるんですけど。

 

買って後悔した帽子を見つめる

 

それからデザインがかわいかったら微妙にサイズが小さくても買いがち。

あともう2~3センチサイズがデカかったらもう完璧なのになぁ!デザインめっちゃ良いんだよなぁ!

っていう帽子と出会うと、サイズの小ささには目をつむって「ちょっと小さいだけだし大丈夫でしょ!!」と自分を無理やり納得させて買います。

でもそれも結局かぶらなくなります。だってやっぱ小さいんだもん。シルエットちょっとおかしいし、頭が締め付けられて痛くなるんだもん。

 

そういう帽子いっぱいある。

悲しみ。

 

僕はこういうふうに帽子に対しては苦い思い出がたくさんあるんですよ。

しかし、ここから本題に戻っていきますが、STETSONの帽子と出会ってからはほんとストレスが無くなりました!!!!!

なんの屈託もなく気に入った帽子をかぶれるというこの幸福感。

素晴らしいです。

んでは僕が買った帽子を紹介させてもらいますで!

僕はSTETSONのオーバーダイキャップに出会ったのだ

僕が感激したのはSTETSONのこの帽子である。気に入りすぎて色違いで3つも買った。

これ↓

5LサイズのStetsonのCap、帽子

詳細は通販ページで確認してほしい。

 

この帽子の何が素晴らしかというと

デザインのセンスが良くて、しかも大きい頭用だからシルエットもくずれない。頭も痛くならない。

簡潔に言うとこれに尽きると思う。

今までの帽子の中で一番シルエットがよく見える

画像は商品ページより引用

帽子って、シルエットが大事。シルエットはつまり形である。デザイナーは帽子を装着したときの形にこだわりながら作ってるはず。

でも当たり前だけれど、このシルエットというものは帽子と頭のサイズが合わないとおかしくなるのだ。

われわれビッグヘッズはサイズが合うものがなくても、その帽子がかぶりたかったら自分に嘘を付きながら(ちょっと小さいけど別にそこまで小さくないはず、と)その帽子をかぶってしまう習性がある。

そしてその結果、サイズ不一致による型崩れが起こるわけだ。大きい頭に小さい帽子を押し込むわけなので、パツンパツンになる。

「あたま爆発するんかな?」と周りは思うかもしれない。(実は本人も「・・・(パンパンかも)」と思っているのだ。)

だから我々はその帽子本来のシルエットを楽しめた経験があまりない。

しかしSTETSONのキャップは5Lという破格のサイズで我々の頭を覆ってくれるから、シルエットが崩れないのだ!!

帽子をかぶった自分を鏡で見ても、とても自然に頭上に収まっている。

うちの奥さんも「今までで一番形がよく見える」と言ってくれている。

自分でもそう思う。

色使いもロゴもシンプルでおしゃれ

Stetsonのネイビーキャップ正面

僕はシルエットを含め全体のデザインが特に気に入っている。とにかくセンスのいいシンプルさである。

色使いも素朴だけど野暮ったくないし、ロゴも控えめ。かわいい。

かわいい帽子って本当に大きいサイズのものがなくて、いつも悔しい思いをしていたのだが、無念が晴れた思いである。

またこの質感がいいんですよ。

ちょっとクタッとしてるのがすごく好きです。

頭が楽

StetsonのCapの裏

見よ、このドデカサイズ

これまではちょっと小さい帽子を無理してかぶることが多かったので、場合によっては締め付けによる頭痛を感じることが多かった。

でももちろんSTETSONのキャップはまったくキツくない。ほんと自然にフィットしてくれる。

生地もコットン100%なので頭に優しい。

すごく気楽に帽子をかぶれる。楽しめる。

こんなにうれしいことはない。

洗うのが楽

洗濯楽しい

洗いづらい帽子だと、洗濯するのがついつい億劫でそのあたりはズボラになってしまうし、頭って結構汗をかくから帽子には想像以上に雑菌がいるのだ。そして気づいたらかなり臭う状態になっていて、たまに恥ずかしくなる時もあったりする。

その点、STETSONは生地がコットンで洗濯がめちゃくちゃ楽である。

特に気を使わずに普通に洗濯しても、すぐに乾くしその上帽子の形は崩れない(週イチくらいで洗っているけど問題なし)。

だから気軽に洗えて、ちょっと臭ってきたかな?というときはさっと洗濯できる。それはつまり清潔な状態を保っていられるということで、いつも気分良く帽子をかぶれる。

これはかなり大事だと思う。

ビッグサイズのキャップを探している人は是非Stetsonを試してみて欲しい

Stetsonはおすすめ

そんなわけで、僕と同じようにビッグサイズのキャップを探している人がいたら、騙されたと思って一度Stetsonのキャップを試してみて欲しい。

サイズが5Lまであって、デザインが良くて、生地がコットンで、価格も控えめで、しかも日本製というのはちょっとオススメすぎる帽子なのだ。

個人的には今年の「買ってよかったと思えるものベスト3」に確実に入る。

頭の大きい人の帽子に関する悩みは痛いほどわかるからこそ、この帽子を試してみてほしいと思う。

すごくいい帽子ですよ。

 

(※ただ、STETSONの帽子が全部5Lサイズまであるわけではなく、僕が見つけられたのはこの456型のオーバーダイキャップのみである。注意しよう。)

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