料理

真夜中にチキンスープを作ることと、幸せの匂いについて

昨日、夜の三時に鶏と野菜のスープを作った。

なぜそんな遅い時間に作ったのか?

答えはすごくシンプルで、ただ単に眠れなかったのだ。

眠気は感じるのにどうしても眠れない、あのタチの悪いやつである。

深呼吸を繰り返しても、瞑想をしても、はちみつ入りの生姜湯を飲んでも、快眠のツボを押しても眠れなかった。

そういった不毛な努力を四時間くらい頑張ってから僕はとうとう諦めて、布団から出た。

隣でぐっすり寝ていた奥さんを起こさないように気をつけながら。

時刻は午前3時だ。

時計

どうしたものか、とキッチンの方を見ると先日買った大きな鍋とれんこんが目に入り、さらに冷蔵庫に鶏の手羽があることを思い出した。

夜中の台所

ふむ、、、。

僕はちょっと迷ったが、他にすることも思いつかなかったので鶏とれんこんのスープを作ることにした。

世界が寝静まっているこの時間帯に、コトコトと静かにスープを煮るのはいいアイディアな気がしたのだ。

夜の家の外

それに作っておけば、奥さんもきっと喜んでくれるはずだ。

そうと決まればさっそく調理である。

まず鍋に水を張り、そこに細かく切った野菜を入れていく。

鍋に水を張る

れんこん、たまねぎ、だいこん、・・・

れんこんを切る

たまねぎを切る

大根を切る

野菜を全部鍋に入れたら、次は鶏の手羽元と手羽先。この時はボーとっしていてパックからそのまま入れたけれど、入れる前に鶏肉の水気や血をキッチンペーパーなどで拭いてあげると、スープのエグみが減ってさらに美味しくなる。

水を張った鍋に手羽元と手羽先を入れる

料理はこういう一手間が大事だ。

鶏肉を入れたあとは、ローリエを何枚か落とした。

ローリエ

ハンタハンターに出てくる水見式のようだ。

水面に浮かぶローリエ

もし念能力が使えるとしたら、何を作ってもすべて美味しくなる、みたいな、そういう能力がほしい。

それでレストランを開いて、ボロ儲けをするのだ。ふふふ。

何より、おいしい食べ物を作ると奥さんが喜んでくれる。

食べ物を美味しく感じるというのは僕たちにとってすごく重要なのだ。

とまあ、そんなことを妄想しながら鍋に蓋をして、火を付けた。

鍋を火にかける

スープの話に戻るけれど、スープを作るときのコツは、水から弱火で静かに煮出すことだ。

そうすることで、野菜や鶏肉の旨味がスープに溶けていく。

でも、当然時間はかかる。

僕は番人のように鍋の前に座り込み、火にかけられた鍋を見ながら考え事をした。

夜中の台所に佇むクマ

何を考えたかはあまり覚えていない。

深夜の考え事なんてそんなものだ。
次々と思い浮かんでは、たいして要点もまとまらないまま、いつの間にか暗い夜の中に吸収されていく。

鍋の中でいつもよりアクがたくさん出た気がするから、今回はスープに溶けてしまったのかもしれない。

アクを取る

アクを取りつつ1時間くらい煮てから、塩と胡椒で味をつけた。

スープをかき混ぜる

野菜と鶏肉の旨味と、塩と胡椒だけの味付け。

鶏と野菜のスープ

とても優しい味だ。眠れないまま疲れた体に染み渡る。

ゆっくり時間をかけて2杯くらい食べ終わった頃に、奥さんが起きてきた。

寝起きのヤギ

スープの匂いを嗅いだ彼女は「幸せの匂いがする」と言った。

僕は「おはよう」と言った。

 

 

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